SEO対策というとすごく難しく思えますが、SEO対策ならこれでという神プラグイン「All in one SEO Pack」があります。このプラグインのインストールから設定までなるべく簡単にした記事を用意しました。もしまだ設定が済んでいない方参考にしてください。
All in one SEOパックは、必ずインストールするべきプラグインです。ただ、SEOという普段聞き慣れない設定をおこなうので、その内容を理解しながら設定するのは非常に難解です。やらなければならないことは、Gogle検索エンジンなどに上位ランキング表示させ、いかにブログに読者を呼び込むかという一点です。これがそもそもSEO対策なのですが..All in one SEOはこのSEO対策するためのプラグインで、有効インストール数で100万回以上、累計のダウンロード数でも5千万回以上という神プラグインです。
このプラグインさえ有効にしておけば、あとはあなたの腕次第!(泣)
さて、そこでわからないながらもこのプラグインをなんとか導入したい、いや導入するために筆者ながらに導入マニュアルをまとめたのがこれです。
All in one SEOはSEOだけではなくその周辺の設定類も取り込んでおり、XMLサイトマップを作ったり、TwitterやFacebookに代表されるSNSソーシャルボタンを埋め込んだり、はてさてパフォーマンス改善までオプション的に機能追加できます。
これら全部は説明できないし、一層読むのが難しくなるので、最も基本的なSEOのみつまり「一般設定」の部分のみに特化して設定するのが今回の目的です。
All in one SEO
まずは、なにはともあれAll in one SEOをインストール・有効化しなければなりません。これまで何度か他のプラグインをインストールした経験があれば同じように簡単にインストールできてしまいます。 今回導入するAll in one SEOのバージョン等は、ダウンロードページ:https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-seo-pack/
現在のバージョン:2.9.1
対応するワードプレスのバージョン:4.4以上(4.9.8で動作確認済み)
現在最新のワードプレスのバージョン4.9.8でも動作確認済みなので、インストールしてワードプレスがおかしくなってしまったということもなく、安心してインストールしてもかまわないでしょう。
ワードプレスをインストールするには、上記のダウンロードページから直接ZIPファイルをダウンロードすることも可能ですが、最も一般的にワードプレス内からプラグイン・新規追加メニューでインストールするのが簡単でおすすめです。
もし、既にインストール済の場合は、現在の設定を事前にエクスポート(後述項を参照の事)しておいてください。
まず、ワードプレスの管理画面左から、「プラグイン」・「新規追加」と選んでインストールを始めます。
All in one SEOのインストール
先に述べたように、インストールを開始するにはワードプレスの管理画面を開き、左にあるメニュー内から「プラグイン」・「新規追加」と選びます。下図に示したようにプラグインのすぐ右側に白い▼が表示されていない場合は、一度プラグインメニューをクリックするとメニューが開き、新規追加メニューを選択出来るようになります。
- キーワード欄に、”all in one seo”と入力(全部小文字)
- インストールパッケージ表示
- ”今すぐインストール”をクリック
All in one SEOは、初心者にとっては設定が大変難しい問題です。難しいからといってやらなくてもいいともいえません。これまでブログを運営した経験があれば、XMLサイトマップの作成もSNSソーシャルボタンも別途プラグインで設定済と思います。これらをAll in one SEOに集約することも出来ますが、これらの拡張機能を有効にしなければプラグイン同士がバッティングして不具合になることもありませんし、設定が簡単になります。All in one SEOに集約することは、基本の設定を難しくし、さらにこれらの設定も簡単ではありません。むしろ専門のプラグインに任せた方が良いと思います。こういう意味でも今回は、All in one SEOの一般設定のみに限定しています。
さぁ、SEO設定を開始しましょう!
設定とは何をやらなければならない?
All in one SEOのSEO設定とは何をやらなければならないのでしょう。冒頭の画像に示した項目がそれにあたります。おさらいをすると一般設定 | URLの正規化とスキーマ構造の設定 |
ホームページの設定 | ホームタイトルとホームディスクリプションの指定 |
タイトル設定 | 各ページのタイトルの自動設定 |
Content TYpe Settings | SEOコンテンツの選択 |
表示設定 | All in one seo設定メニューの表示 |
ウェブマスター認証 | (使用しない) |
Google設定 | (使用しない) |
Noindex設定 | Noindexの設定 |
詳細設定 | SEO詳細設定 |
キーワード設定 | (使用しない) |
All in one SEOの設定
では、これからAll in oneの設定を、図解とともに説明してきますよ!設定を開始する方法
先ほど、プラグイン一覧からAll in one SEOを探して”SEO設定”から入る方法を紹介しましたが、wordpressの管理画面の左側のメニューからも開始することができます。プラグインの設定は、通常設定の中にありますが、All in one SEOは、管理画面の左側最上部に単独メニューとして表示されています。ダッシュボードのすぐ下で、投稿の上にあります。 設定を開始するには、ここに表示されている一般設定を選んでください。一般設定
ここでいう一般設定は、上記から一般設定からエントリーしてAll in one SEO一般設定のさらに下位にある一般設定です。まちがわずに! この一般設定ではなにをするかというと、URLの正規化の設定をします。URLの正規化とは、同じ内容を持つコンテンツが複数ある場合に、オリジナルのコンテンツのURLを一つに指定することです。googleの検索エンジンはこのようなコピーコンテンツは非常に嫌います。下手をするとペナルティの対象ともなります。 じゃ、こういったコピーはしてはいけなかというとそう言うわけでもありません。手法的にユーザーにとってわかりやすくなるのであれば積極的に採用してもいいのです。この場合は、コピーというよりは引用と表現されます。このコピーと引用の違いをGoogleに知らせるためにURLの正規化がおこなわれるです。カノニカルURLといってオリジナルのコンテンツURLはここですよと宣言する訳です。 こういう意図的な手法以外にもケース的には、www付きのURLとついていないURL、httpとhttpsでアクセスできるコンテンツなどもGoogle的にはコピーコンテンツとみなしますし、同じ記事をページ分けした場合もそうかも知れません。 明確にどこまでがコピーでどこまでが引用かの線引きはありませんが、すくなくともURLの正規化を実施することで、誤認識を防止することができます。 一般設定ではもう一つ重要な設定があり、これはschema.orgによる構造化マークアップ記法を使用することです。これの内容は後述した説明を読んで下さい。 この一般設定の設定は以下のとおり。項目1:Canonicak URL
チェックしてください。 ここは先に示したようにカノニカルURLの設定を自動的におこなうためのものです。必ずチェックしましょう。項目2:ページネーションをCanonical URLにしない
チェックをしない ページ分けが重要な意味をもつ場合はチェックを入れますが、通常はチェックをしません.ページ分けに重要な意味を持つサイトというのは、例えばニュースサイトのようなコンテンツをいいます。項目3:カスタムCanonical URLを有効化
チェックしない これは、意図的にコピーコンテンツを複数作成する場合にチェックします。このチェックにより、投稿ページに「カスタムCanonical URL」欄が追加され、ここにオリジナルURLを指定できるようになります。 こういうことをしてもペナルティはうけても集客までには及ばないですね。迷わずチェックを外してください。項目4:元のタイトルを利用
無効にチェックする wp_title()を使ってタイトルを取得する場合は有効にする。無効にした場合は、次項のタイトル設定のとおりの取得する。もしタイトルにセパレータがダブるような場合は、ここが有効になっていないかチェックすると良いかもしれません。wp_title()関数は、セパレータまで含めてタイトルを取得するようです。項目5:sheme.orgマークアップを使用する
チェックする(これは重要!) これはブログ開始当初は無意味な設定かも知れませんが、検索上位に表示されるくらいのコンテンツになると、このチェックをいれておけば写真付きでコンテンツが紹介される等、リッチスニペット形式で検索エンジンに紹介されるようになりますので、必ずチェック状態にしておくのがベストです。以下の画像はその例です。
項目6:ログの重要なイベント
チェックしない これは開発者向けのオプションで通常のユーザには関係ありません。 以上の設定をすると、最初に例示したような状態となります。ホームページの設定
重要な設定項目として紹介していますが、やるのは非常に簡単な事です。あなたのブログを紹介するときのホームページタイトルとホームディスクリプションを、表示してある字数で記述すればいいだけです。項目:代わりに固定フロントページを利用する
無効にチェックをいれる 説明にあるとおりですが、ホームタイトルとホームディスクリプションをホームページに指定した固定ページから取得するためのオプションです。これはあまり意味のある項目に思えません。フロントページを毎回変えて、その都度ホームページタイトルは別としてもその説明も変える必要があるかどうかです。 フロントページは、google検索エンジンの上位表示されやすいというような規定があるなら別ですが、長年ブログをやっていてもそんなことは聞いた事ありません。固定ページにしろそのほかにしろ、ここのホームページ設定の入力はしっかりと入力しておいた方がいいです。タイトル設定
ここはほとんどパス状態です。唯一、”タイトルを書き換える”という項目の有効にチェックを入れてください。ここで設定したとおりのタイトルにしてくれます。 もし個別にタイトルを書き換えたい場合には、該当の欄にも修正を加えてください。Content Type Settings
SEOに有効なコンテンツを選択設定します。 通常は、”投稿”や”固定ページ”がSEOをおこなうためのコンテンツとなりますが、カスタム投稿をSEOコンテンツとして追加するような場合にここの設定をおこないます。また、写真などのメディアなどは通常においては、有効なSEOコンテンツとはなりえず、逆に有害となりますので、ここで同じようにSEOコンテンツから排除しておいて下さい。項目1:SEO for Content Types
チェックします。 前述したようにSEOコンテンツを明確に定義! このオプションにチェックを入れてSEOに有効なコンテンツを選択するようにしましょう。項目2:SEO on only these ContentTypes
設定するコンテンツにのみチェックする 通常は、投稿と固定ページとなると思いますが、固定ページは含めないという場合は、固定ページからチェックをはずしても良いでしょう.。ここではニュースTodayというカスタム投稿がありますが、もしこれをSEO対象とする場合には、チェックを入れます。項目3:詳細設定を有効化
無効にチェックをします。 後述する詳細設定のことではありません。カスタム投稿の詳細オプションを表示にするか非表示にするかの設定です。無効にチェックします。表示設定
投稿一覧などに、”SEOタイトル”、SEOキーワード、”SEO記述”を追加表示する場合にチェックを入れてください。固定ページの一覧の場合は、固定ページにチェックを入れます。ただし、一覧が横に長くなりうざったいと思われる方は、必要な時にのみ使用されるのが良いでしょう.Noindex設定
ここはある程度重要と思われる設定です。前項のContent Type Settings項では、SEOに直接関係のあるコンテンツのみを選択しましたが、Wordpressには、検索エンジンにエントリーしてほしくないコンテンツも存在します。たとえば、年ごとのアーカイブ一覧とかカテゴリー一覧とかを検索するユーザーがいるでしょうか? やなりキーワードで検索して見るには一覧ではなく、それを言及している直接のページでしょう。なので、これらのコンテンツは検索エンジンには必要の無い項目です。こういった検索エンジンにエントリーさせたくないコンテンツをNoindexという属性にして、無効にするための設定です。 ここでは、投稿、固定ページ、カテゴリー以外をNoindexにしましょう。 もうひとつ同様の属性で、Nofollow属性というのがありますが、これはリンクされたことでそのページの評価アップすることをリンクジュースといいますが、外部サイトへのリンクの場合は、わざわざプラス評価をしてあげる必要はないので、通常このような外部リンクへはNofollow属性を指定しますが、内部リンクなのでNofollowにはしません。よってここでの設定はNofollowにするコンテンツはないことになります。 ここで言及する設定項目は上記図表の①~③までです。項目1:Noindex設定をデフォルト
投稿、固定ページ、コンタクトフォーム以外はすべてチェックにする もうNoindexとする理由はわかったと思いますので、ここで示したように、投稿、固定ページ、コンタクトフォーム(人による)は、Noindesxとしないのでチェックしません。 待てよ、上記の例では固定ページにチェックがはいっているのはなぜでしょうか? あくまでココで指定するのはデフォルトでNoindexとするコンテンツです。デフォルトということはこの設定は別のところで変えられます。それはそれぞれの投稿ページですが、下記のように、投稿する場合に、NoindexにするかNofollowにするか個別に設定ができます。以下は、新規投稿画面の下部に表示されたAll in one SEOを導入すると表示される拡張設定部分です。Noindex属性もNoFollow属性も個別に設定できます。筆者の場合は、固定ページの基本をNoindexとしてトップページや重要な固定ページのみここでNoindex設定を”デフォルト-noindex”から”index”へ変更しています。
項目2:NOFOLLOWをデフォルト
チェックはしない 上記で説明したとおり、内部リンクなのでチェックはしません。項目3:カテゴリーをnoindexにする
チェックはしません これは意見の分かれるところかもしれませんが、これまでやってきた経験上、タグリストはNoindexにしますが、カテゴリーリストはNoindexとしないのが一般的なようです。 ※上記以外はすべてNoindexとしました。詳細設定
詳細設定というと必須項目みたいですが、英語の原文だと”Advanced Settings”だ。つまり高度な設定という意味で、必要ならば設定しますが、当方のような初心者に毛が生えた程度のユーザには必要ありません。とりあえず、”ディスクリプションを自動生成”という項目のみはチェックしておきましょう。そのほかはすべてチェックしなくても大丈夫です。キーワード設定
以前、SEO対策はキーワード対策が重要な要素でしたが、現在はGoogle検索エンジンは、記事内のキーワード指定は無視しており独自のアルゴリズムにて記事のキーワードを抽出します。こういうキーワード対策は、昔の名残で残っているだけで設定しても無意味だというのが現在の通説です。項目:キーワードを使用
チェックしない ここはチェックをはずして、これでAll in one SEOの一般設定はすべて完了です。保存して終了
最後にキーワード設定の下部にある”設定を更新”ボタンで保存して終了です。設定内容をエクスポート
どうでしたか? こうやって順を追って設定すると以外と難しくはなかったことと思います。といってもこれだけの設定項目がありますので、できれば2度とは繰り返したくはないと思います。また別のブログを立ち上げるような場合にも、今回の設定をエクスポートしておきたいとおもいませんか? All in one SEOは設定を外部ファイルにエクスポートしておくことができます。 実際にエクスポートする前に準備として、機能管理から”インポーター&エクスポーター”機能をアクティブにしなければなりません。アクティブにするには以下の手順でおこないます。- All in one SEOメニューから機能管理を選択
- インポーター&エクスポーターという機能のActiveボタンをクリックしてアクティブにする