MPEG2でも再エンコードする?
DVD Flickは、DVDオーサリングソフトウェアでフリーで使えます。このDVD Flickでも「MPEG2はコピーする」を選択すると、映像がMPEG2であればDVDイメージをつくる時にコピーをするので、再エンコードする場合よりも何十倍も速くでき、2時間近くの映画でも1分かかるかかからないくらいに高速です。 最近、なぜかMPEG2でも再エンコードしてしまう!! 何度やっても同じで、仕舞いには元から出来なかったのではと疑心暗鬼に陥る始末。ググってみたところ、いろんな原因でMPEG2で再エンコードしてしまうことがあると書いてあります。オプションのチェックを確認する
「MPEG2はコピーする」にチェックを入れ忘れていれば当然再エンコードしてしまいます。もう一度DVD Flickを確認してみましょう。 ホーム画面上により下記の手順にしたがって、「MPEG2はコピーする」にチェックが入っていることを確認してください。画面は、DVD Flick V1.3.0.7日本語パッチ版で紹介しています。

- プロジェクト設定をクリック
- ビデオ設定をクリック
- 詳細設定をクリック

- 「MPEG2はコピーする」にチェックを入れる
- OKボタンをクリック
DVD Videoに準拠
MPEG2といっても、いろんなMPEG2がありDVD Videoに準拠しなければなりません。DVD Videoは、一口にいってNTSC互換(MPEG2,4000kbps,29.970fps,720×480)というものがその基準です。NTSCは放送形式のことで、他にPALやSECAMがあり日本でNTSCを採用しています。映像については、コーディックはMPEG2であるのはもちろん、画像サイズは720x480であること、フレームレートは29.970fps、ビットレートは標準画像で4000kbps(2時間の映画がDVDにおさまります)で良いでしょう。 音声については、AC3もしくはMPEG2でもいいですが、AC3の場合は、音声サンプルレートは48kHz,ビットレートは128~384kbpsにします。これが先ほど言ったNTSC互換(MPEG2,4000kbps,29.970fps,720×480)という事です。これを表にまとめるとDVD Video形式1(映像について)
項目 | 設定値 |
画像サイズ | 720×480 |
フレームレート | 29.970fps |
コーディック | mpeg2 |
DVD Video形式2(音声について)
項目 | 設定値 |
音声 | ac3(ドルビーデジタル) |
音声ビットレート | 128~384kbps |
音声サンプルレート | 48kHz |