
仕様
- 発電データを記録しパソコンでCSVファイルにダウンロードすることができます
- 容量は2万件、10分おきに記録。最大4.6ヶ月分保持します
- 対応するチャージャ、Tracer BN,A,ANシリーズに対応
外観

名称 | 用途 | |
A | デバイス側(チャージャ)端子 | RJ45ケーブル(付属)をチャージャと接続 |
B | リセットボタン | 工場出荷状態に戻す場合に針で押す |
C | インジケータ | 動作状況ランプ(通常みどり色に点灯) |
D | PC接続端子(MicroUSB) | CSVデータをダウンロードするためにMicroUSB(付属)でパソコンと接続 |
E | PC接続端子 | チャージャの設定やリアルタイムモニタリングする場合にパソコンやMT50を接続する(今回は使用しない)。 |
F | 単独動作用のボタン電池(不要) | 市販のボタン電池(CR1220)を挿入可能 |
付属品
eLOG01を購入した場合に同梱する付属品は以下のとおり- 本体
- RJ45ケーブル1本
- MicroUSBケーブル1本
使用方法
説明に使った環境
これから説明する際には、パソコンはWindows10搭載のパソコン画面で説明しています。その他のバージョンでは画面イメージが若干異なる場合があります。適切に読みかえてください。ソフトウェアをダウンロード
EPSOLARのホームページにいって、CSVダウンロード用のソフトウェア“PC Software eLOG”をダウンロードします。 ダウンロードサイトは、 https://www.epsolarpv.com/downsoft.html ダウンロードしたソフトウェアはRARで圧縮されていますので、lhaplus等で解凍してください。 ※一部修正(2019年2月)USBドライバーのインストール
ダウンロードしたe-Logmonitoringsoftware .rarからUSBドライバーxr21v1410_2000_single_installer_exeとxr21x141x_ver1840_x86_silent_install.exeを両方ともインストール(※)してください。
ハードウェア接続図
付属のケーブルを使って以下のように接続してください。

USBドライバーの確認
上記のように接続が完了すると、これまでにUSBドライバーソフトウェアはインストール済みですので、Windowsのデバイスドライバーに下記のような表示があることを確認します。 まず、画面左下のWindowsアイコンを右クリック(①)し、メニューからデバイスマネージャ(②)を起動します。 下記に示したように、XR21B1411USBUART(COM13)が表示されればOKです。私のスクリーンショットでは、上部にもう一つCOM10がありますがこれは無視してください。通常は1個です。
eLOG01アプリケーションの起動
USBドライバーの上位のフォルダーにeLOG01.exeというアプリケーションがあります。PC Softwareフォルダーの中です。これはインストール必要のない単なる実行ファイルですので、適当な場所にコピーしてこれを起動してください。起動した画面が以下。CSVデータのダウンロード実行
上記画面のCOM PortをUSBドライバーをインストールした際のポート番号に合わせ、Openボタンをクリックしてください。もし正常にオープンができるとボタン表示が“Close“にかわり、ダウンロードが可能となります。 次にQueryボタンをクリックすると、画面右側のLog InformationにDeviceIDやRecord Countが表示されます。 もし、Log Informationが正しく表示されなかったり、Serial port is not open or abnormal,please check the serial port and the eLOG01 device.のようなエラー表示がなされた場合は、もう一度USBドライバーのインストールやポート番号を確認してください。 ダウンロード中の画面の表示例は以下の通りです。ダウンロードしたCSVファイルの内容
エクセルで開いたイメージは、以下の通りです。CSV表示項目
CSVデータに表示される項目を列挙しました。- Record Num.
- Array Current(A)
- Array Voltage(V)
- Array Power(W)
- Load Current(A)
- Load Voltage(V)
- Load Power(W)
- Battery Current(A)
- Battery Voltage(V)
- Battery Temp.(℃)
- Battery SOC(%)
- Battery Max. Voltage(V)
- Battery Min. Voltage(V)
- Array Status
- Charging Status
- Battery Status
- Load Status
- Device Status
- Daily Energy Consumed(kWh)
- Monthly Energy Consumed(kWh)
- Annual Energy Consumed(kWh)
- Total Energy Consumed(kWh)
- Daily Energy Generated(kWh)
- Monthly Energy Generated(kWh)
- Annual Energy Generated(kWh)
- Total Energy Generated(kWh)
- DateTime
ログデータの消去
冒頭、ログデータは最大2万件保持できるといいましたが、ログデータは貯まるほどダウンロードに時間がかかり実質的じゃない。また1000件を超すあたりからせっかくダウンロードしたデータも歯抜けしたようにところどころ取りこぼしがあり正確性に欠く。 ログデータは時々消去して軽い状態でダウンロードすることをおすすめです。ログデータを消去する方法は、本体正面にあるリセットボタンを針のようなもので5秒以上押してから離すことで消去されます。消去中は、インジケータが黄色に点灯するのでわかります。Q&A
Q.MPPTチャージャのコントロールパラメータを設定したいのですが? A.本製品は、CSVデータの保存&ダウンロードに特化した製品ですので、コントールパラメータの設定は本製品ではできません。単独でコントロールパラメータを設定するには同社から出ているMT50ソーラー充電コントローラをご購入するか、パソコンと接続しても出来ますが、その場合にはPC接続用の専用ケーブルを購入および専用ソフトウェアが必要です。 Q.USBドライバーがうまくインストールできません。 A.他のシリアルドライバーとバッティングしているのかも知れません。できる限り他のシリアルドライバーをアンインストール後、再度USBドライバーをインストールし直してみてください。 Q.ハードウェア接続後、インジケータが赤色点灯しています。 A.パソコン接続用専用ケーブルで接続した場合、チャージャ側とパソコン側が同じRJ45端子となり、反対に接続しているかも知れません。接続を確認してください。正しく接続されると緑色で点灯します。 Q.CSVでダウンロードする日付時刻が正しくありません。 A.筆者の環境も同じ現象がでています。チャージャ側の日付を取り込んでいるとは思うのですが、現在対処方法がありません。どなたかおわかりの方がいれば教えてください。←PC Monitoring softwareにて、Parameters(P) > Device Parameters > Realtime Clock > updateで時計の同期することが出来ました。本記事を読む場合の資料となるページ
EPSOLAR社のサイト