アイコンオーバーレイは15個まで
TortoiseSVNを使うとファイルが最新であるか変更したあるかをファイルのアイコンの状態で区別して表示(アイコンオーバーレイ)しますが、Windows7あたりから正常にTortoiseSVNをインストールできたにもかかわらずアイコンオーバーレイの表示が出来なくなっています。 これは、Windowsでは、このアイコンオーバーレイの数が15個が上限になっており、他にもアイコンオーバーレイ表示するプログラムが多くなってきたためです。 特に、DropBoxやGoogleDrive等のオンラインストレージサービスがアイコンオーバーレイを使用しており、DropBoxが10個、GoogleDriveが3個、OneDriveが5個使っています。これらのオンラインストレージサービスがインストール順ではなく、TortoiseSVNより優先にアイコンオーバレイを確保するようになっているため、表示出来なくなっています。TortoiseSVNのアイコンオーバーレイを復活する方法
オンラインストレージが優先的にアイコンオーバレイを使うようになっているとは、どういうことでしょうか? これは、アイコンオーバーレイをWindowsのレジストリーの登録することで表示しますが、このレジストリー登録の順番で上から15個までが使用出来るようになっています。 下図がTortoiseSVNのアイコンオーバーレイのレジストリーキーの登録状態です。TortoiseSVNのレジストリーキーの位置は、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\ShellIconOverlayIdentifiersで、レジストリーキーの検索(Ctrl+F)を使って
ShellIconOverlayIdentifiersで探すと速いです。

DropBoxは3つの半角スペース、GoogleDriveは半角スペースが2つ先頭にある
したがって、TortoiseSVNのアイコンオーバーレイを先頭に持ってくるには、半角スペースを4つ先頭にくっつければ直ります。