xserverにSubversionをインストールするにはAPRも必要だ

以前にも紹介したバージョン管理のSubversion。Xserverにインストールする際に一筋縄にいかずAPRが必要だとエラーになってしまいました。このAPRも含めてXserverにSubversionのインストールの仕方をまとめた記事です。

Initializing...

APRは、Apache Portable Runtimeの略でもともとApache HTTP Serverに内包されていましたが独立したものです。APRの働きは、Apache ServerがWindowsやLinuxを始めとする様々のOSに対応するために、これらのOS間の違いを吸収するために組み込まれるモジュールです。Subversionをインストールする場合には、APRとAPR-UTILの2つのモジュールが必要で、別途ソースからインストールし、Subversionのインストール時に指定します。さて、これらの必要なモジュールをソースからインストールする手順を紹介します。

なお、Subversionを利用する場合には、事前に以下の記事を一読されると有用かと思います。興味のある方は以下のリンクからお読みください。

各ソフトウェアのバージョン

Subversion 1.8.17
APR 1.5.2
APR-Util 1.5.4
SQLite 2013

操作

xserverに直接コマンドラインで操作するために、Rlogin端末エミュレータを事前にセットアップして接続して使います。また上記の各ソフトウェアのダウンロードはコマンドライン上からFTPダウンロードできるwgetコマンドを利用して直接ダウンロードしならがらインストールしていくことにしました。ダウンロード先のミラーサイトは執筆時点で有効なものですが、場合によっては接続不能な場合もあります。その場合は、Googleで検索するなど適宜有効なミラーサイトに接続する必要があります。

Rlogin端末エミュレータのセットアップについては、以下の記事を参照してください。

インストールフォルダ

今回ソースからビルドする各ソフトウェアは、$HOME/local配下にすべてインストールします。これらは、configureコマンドのprefixで指定しています。もし別なフォルダーにインストールしたい場合は、prefixのオプションを変更してください。例えば、$HOME/packages等自由に指定することができます。

インストール

APR

APRは、Apacheの独立したプロジェクトです。最新版の入手や確認は公式サイトで確認してください。

# Subversionを/$HOME/local/bin配下にインストールする方法
# apache APRのインストール
TMP=~/tmp
cd $TMP
wget http://ftp.jaist.ac.jp/pub/apache//apr/apr-1.5.2.tar.gz
tar zvxf apr-util-1.5.4.tar.gz
cd apr-1.5.2
./configure --prefix=$HOME/local
make
make install

APR-UTIL

APR-Utilも、Apacheの独立したプロジェクトです。最新版の入手や確認は公式サイトで確認してください。

# apache APRーUTILのインストール
cd $TMP
wget http://ftp.jaist.ac.jp/pub/apache//apr/apr-util-1.5.4.tar.gz
tar zvxf apr-util-1.5.4.tar.gz
cd apr-util-1.5.4
./configure --prefix=$HOME/local --with-apr=$HOME/local
make
make install

SQLite

Subversionのデータベース本体は、SQLiteを使って作成しています。このSQLiteはSubversion本体とは別個に入手して、Subversionの作業フォルダーにコピーして使います。

# SQLiteのインストール
cd $TMP
wget http://www.sqlite.org/2013/sqlite-amalgamation-3080100.zip
unzip sqlite-amalgamation-3080100.zip
mv sqlite-amalgamation-3080100 subversion-1.8.17/sqlite-amalgamation

Subversion

SubversionもApacheのプロジェクトです。バージョン1.8.17は執筆時点での最新バージョンですが、最新のものは、公式サイトで確認してください。

# Subversion1.8.17のインストール
cd $TMP
wget http://ftp.riken.jp/net/apache/subversion/subversion-1.8.17.tar.gz
tar zvxf subversion-1.8.17.tar.gz
cd subversion-1.8.17
./configure --prefix=$HOME/local --with-apr=$HOME/local --with-apr-util=$HOME/local

パスを指定する

本内容に沿ってインストールした場合、Subversionは$HOME/Local/bin配下にインストールされています。Subversionを利用する際、いちいちパスを指定しなくてもいいように、~/.bashrcファイルに以下の記述を追加して省力するようにします。viエディタで~/.bashrcファイルを開いて、以下のラインを最後に追加してください。

export PATH=/$HOME/local/bin:$HOME

上記内容を.bashrcに追加したら、コマンドライン上から次のように入力して反映させます。

souce ~/.bashrc

インストール後の動作確認

動作確認として、Subversionのデータベースであるリポジトリを作成してみます。リポジトリ名はMyNewRepositoryとします。

svnadmin create MyNewRepository

以上

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